ネットショップ選びは売上金の入金サイクルで選べ

ネットショップをはじめるには、独自のECサイトを構築したり、高い利用料を払ってASPと契約したりしていました。小規模に始める方には、利用料無料のネットショップサービスが今はいくつもありますのでその中から選ぶのが良いでしょう。よく聞くサービスにはBASEとSTORESがあります。(他にもあると思いますが今回はこの2つを比較します。)出来ることつまり機能についてはほぼ同じと思って良いでしょう。手数料には若干の差があります。

STORESBASE
決済手数料5%3.6%+40円
振込手数料275円250円
サービス利用料0円3%
※STORES 無料プランとの比較。2021/09/22調べ

決済手数料は購入者がカード払いやコンビニ払いといった決済を行う際の手数料です。売上金に対して手数料が決まります。売上金はサービス提供会社(STORES,BASE)が預かり、まとまった金額をショップオーナーに支払います。その際に銀行振込を行うための振込手数料が必要です。サービス利用料はSTORES無料プランの場合は必要ありません。BASEは売上に対して一定割合が必要です。

売上から決済手数料、振込手数料、サービス利用料を引いたものがショップオーナーに最終的に振り込まれる金額と考えてください。2つのサービスを比較するとBASEの方が若干手数料が高く感じるでしょう。

次に売上金がショップオーナーに振り込まれるタイミングについて比較します。

STORES:月末締め翌月末払い
BASE:振込申請をしてから10営業日以内

BASEの方が現金化のサイクルが早くて良いように思われますが、一つだけ注意があります。振込金額が2万円未満の場合に別途事務手数料として500円が必要となります。BASEはこまめに現金化出来るのですが金額が少なくなったときは注意が必要です。

2021年9月22日BASEはネットショップの売上金で支払いできる「BASEカード」発行することを発表しました

https://news.mynavi.jp/article/20210921-1978391/

「BASE」加盟店のキャッシュフロー早期化を目的に、ネットショップの売り上げを全国のVISA加盟店で即日利用できるバーチャルカード「BASEカード」の提供を開始した。(一部抜粋)

小規模なショップ運営においては資金をいかに早く回せるか重要です。このような小規模オーナーの事情を考えてBASEは銀行振込10営業日を取り組んでいたのでしょう。そして今回のBASEカード発表は、売上がすぐに次の支払いに使えるということは、商材の買付が迅速にできるようになる他、余剰の在庫の削減にも効果がありそうです。


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